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『見込み客』に効果的な集客ツールとは?
お店の存在を認知している見込み客に対しては、できる限り具体的に来店をうながすプロモーションが効果的です。
見込み客に効果的な6つの集客ツールの特徴をご紹介します。
『見込み客』に効果的な7つの集客ツール
チラシ
チラシは最も一般的に知られた、飲食店の集客ツールです。しかし、効果は昔にくらべはるかに弱くなっています。
参考として0.1~0.5%の反響率と言われています。住居立地での集客ツールとしては効果的です。
事前に計画を立てずに、その場しのぎの集客をしようとして、割引券や無料券など付いたチラシをよく見かけます。このようなチラシにはあまり効果がありません。
チラシ配りに血まなこになっても、お店に来店されるお客様のサービスがおろそかになってしまっては、一度は来店してくれたとしても、二度と来店することはないでしょう。
チラシを配るよりも先にサービスのクオリティーをあげることを優先してください。
お客様に喜んでもらえるサービスが提供できるような状態であれば、チラシを見て来店してくれたお客様の再来店率は上がります。
チラシ配りは、全体的な計画を立て必要な時だけ実施することをおすすめします。チラシで獲得したお客様に、もう一度来店してもらう仕組みを必ず事前に用意しておきましょう。
グルメサイト
グルメサイトとは、インターネットで飲食店情報を得られる飲食店紹介サイトのことです。一般的なサイトは以下のとおりです。
- 食べログ
- ぐるなび
- Retty
- ホットペッパー
- yelp
- Open Table
- トリップアドバイザー
グルメサイトはうまく活用すれば、効果が高い集客ツールになります。それぞれのサイトの特徴を理解した上で活用してみましょう。
予約ができるサービスのついたグルメサイトは、団体客の獲得にとても有効的です。
クーポン発行機能やサイト予約限定のコースなどを用意しいておくことでサイトからどれくらい集客できているのか効果測定も可能になります。
口コミなども定期的に確認を行い、サービスの向上に役立てましょう。
SNS(ソーシャル・ネットワーク)
近年、飲食店の集客ツールとしては欠かせないのが、Twitter や Facebook といったSNS(ソーシャル・ネットワーク)の活用です。
Twitterは短期間に情報を広く拡散する能力が高いため比較的、新規顧客の集客に向いています。
Facebookは、実名制ため知人や一度来店したお客様にページを観覧してもらうことで、その後のリピーター化につなげるツールとして効果が発揮されます。
有料広告機能もあり、費用対効果が非常に高いといわれえています。お店を認知してもらうための集客ツールとしての活用もおすすめです。
店舗ホームページ
自社ホームページはどちらかというと、既存客(リピーター)とのコミュニケーションに効果的だといわれています。
しかし、グルメサイトでお店を知ったお客様の内3分の1のお客様は店舗ホームページを見ているというのが事実です。
グルメサイトでは伝えられない、メニューや料金、お店の雰囲気を詳細にホームページを通じてお客様に伝えることで、新規のお客様でも安心して来店できるという効果があります。
SNSと連携して使用することでさらに集客効果を発揮します。更新情報や季節のイベントなどの情報をSNSを通じて拡散することでさらなる集客効果が期待できます。
グルメサイト、SNSの活用と合わせてホームページを活用することで、集客効果を最大にすることができます。
フリーペーパー
町や家庭、職場に配られるフリーペーパー(無料情報誌・新聞)は比較的効果の高い集客ツールでしたが、近年ではその効果は弱まっています。
クーポンをきっかけにお店を利用してもらうという「クーポン戦略」がフリーペーパーを活用する重要なポイントになります。
フリーペーパーを活用する場合は期間を決めて計画を立てて活用しましょう。
クーポンの効果は特にランチや宴会コースで効果を発揮します。しかし、クーポン目的のお客様の再来店は期待できません。
必ずもう一度来店してもらう仕組みを事前に用意しておきましょう。
広告(新聞・雑誌・テレビなど)
個人経営の飲食店にとって集客ツールとしての広告は、費用対効果が期待できません。
特別なケースをのぞいては、集客ツールに広告をもちいるのはあまりおすすめできません。
新商品の発売や、季節のイベントなど目新しいニュースがあるときには、プレスリリースなどを活用してみるのもよいでしょう。
おもしろい、話題になりそうな情報であれば、新聞や雑誌のテレビの取材が来る可能性もあります。
無料でプレスリリースを行えるサイトもあるので、とりあえず試しにプレスリリースを行ってみるのもよいのでは。
店内イベント
お店で定期的にイベントを行うことで、新規のお客様、少し足が遠のいているお客様に「行ってみよう!」と思ってもらうキッカケを作りましょう。
メーカーのキャンペーン商品を活用したり、新メニューの発表にあわせたり、季節の行事と関連付けて、楽しく、お得なことがありそうなイベントを企画すれば集客効果が期待できます。
イベントを成功させるカギは、店頭告知だけでなく、今まで紹介してきた6つの集客ツールを駆使して、十分に事前告知を行うことです。
店内イベントは集客のためのイベントの他にも「再来店の促進とお客様のリピーター化」を目的とした日頃の来店を感謝する「感謝祭」としてイベントを活用する方法もあります。
まとめ
- チラシは以前に比べ集客効果が弱まっている。住居立地では効果的。
- グルメサイトは効果の高い集客ツール。
- SNSは拡散能力が高く飲食店集客には欠かせないツール。
- 店舗ホームページとグルメサイト、SNSを連携して使うことで、集客効果を最大化できる。
- フリーペーパ―ではクーポン目的のお客様しか見込めない。ランチや宴会コースの集客に威力を発揮。
- 個人経営の飲食店では広告の費用対効果は期待できない。
- 定期的なイベントを開催することで、お客様の来店キッカケをつくる。