飲食店集客はインスタ映えがカギ

SNSが日本のGDP押し上げに影響

2017年8月17日のニュースで『6期連続プラス成長 GDP押し上げ要因は“SNS経済効果”か』(日刊ゲンダイより)というトピックが取り上げられました。

プラス成長の裏には、インスタグラムをはじめとしたSNSの影響が大きくかかわっているようです。

 

簡単に記事を要約すると、2017年4月~6月までのGDP(国内総生産)の実質的な成長率が、前の3か月(1月~3月)に比べてプラス1.0%、年率に換算して4.0%増。GDPがプラスとなるのは6期連続で1年半にわたって続いている。

いままで、日本のGDP(国内総生産)を支えていた「輸出」に代わり、「白物家電」や「外食」といった個人消費が好調だったことが、国内需要をけん引しプラス成長につながっているという。

外食が好調だった理由について、市場関係者のコメントです。

「ポイントは外食です。レストランなどの売り上げ増加が個人消費を押し上げています。外食好調の秘密は、インスタグラムをはじめとするSNSにあるのではないかと囁かれているのです」

また、飲食店関係者のコメントも、インスタやFacebookに写真を投稿する目的でお店に行くお客さんが多い語っています。

インスタやフェイスブックなどに写真を投稿する目的で、オシャレな飲食店にわざわざ出向く女性が続出しています。さまざまなメニューを撮影するため、食べきれないほど注文する人もいるといいます」

一般社団法人日本フードサービス協会による2017年6月度の「外食産業市場動向調査」によると外食全体の売上は4.7%と10カ月連続で前年を上回ったとの調査結果が出ています。

ファーストフード業態は「ボリューム感」を追求したメニューが好評で売り上げ増につながっています。

ファミリーレストラン・焼き肉業態では、SNSでのクーポン配信や肉の日(29日)イベントなどにより集客が好調とのこと。

飲食店の売り上げ増のカギは「インスタ映え」

大手企業も「インスタ映え」に注目し始めています。ボリューム感たっぷりのメニューをそろえたり、カラフルなケーキをつくったりと「インスタ映え」目的にメニュー開発がなされています。

「写真や動画を投稿している人がそのために何をしたか?」という消費者庁が全国男女3,000人(15~95歳)を対象に行われた調査によると、「旅行」が45.6%、「外食」が38.7%、「友達と集まる」が26.9%という調査結果が出ている。

SNSに投稿するために、旅行や外食にお金を使うという新たな消費活動が広がっているのです。

 

インスタグラムをはじめとするSNSの影響は、アベノミクス以上の経済効果だといわ言われています。

これからの飲食店は味だけではなく、SNSで拡散されることを考慮した「見映え」という角度からメニュー開発する必要があります。

目からも美味しいと感じるメニューが、お店の集客のカギになるのです。