ホームページ作りはお店のコンセプトを見直すことと同じ!
飲食店のホームページで集客をするには、どのようなことを考えてホームページをつくるべきなのか考えたことがありますか?
ホームページをただ作るだけでは、お客様は来店するどころか、せっかく作ったホームページを見ることすらありません。
集客効果のあるホームページは、ただ単純につくられたように見えても、実は、論理的、かつ戦略的につくられているのです。
集客キーワードの選定、ターゲット設定、競合分析はネット集客においては基礎の基礎です。お店のホームページのコンセプトを考えることは、お店自体のストアコンセプトを再確認するよい機会です。
集客できるホームページを作ることは、集客できるストアコンセプトを作ることと同じなのです。
今回は、基本に戻って飲食店経営者がホームページで集客するために考えるべき5つのポイントをご紹介します。
メインとなる集客キーワードの選定
集客キーワードとはお客様が検索するキーワードです。
例えば、仕事帰り新橋あたりで一杯やりたいときには、
「居酒屋 新橋」または「飲み屋 新橋」
といったキーワードでお店を検索します。
この場合には「居酒屋」や「飲み屋」といったキーワードがメインのキーワードです。どちらのキーワードに集客力があるのかを調べて、あなたのホームページのメインキーワードに設定してください。
集客エリアを絞る
極端なことを例にあげると、東京にお店があるのに沖縄の見込み客を集客しても意味がありません。出張かなにかで頻繁に訪れる人であれば別かもしれませんが、基本的には沖縄からわざわざ新橋まで食べにくるわけがないからです。
もし、あなたのお店には世界的に有名なシェフがいたり、特別なブランド力を持っていれば別ですが…。もしそうなら、集客には困っていないでしょう。
現実的に考えて、どれくらいの範囲からお客様が来店可能なのかを考えてみてください。もっというと、どれくらいの範囲内で見込み客はあなたのお店を探してくれているのかを考えてみてください。集客キーワード選定において、エリアキーワードはとても重要です。的確なエリアを選ばないと検索すらされなくなってしまう恐れがあります。
もし、広い範囲から集客が見込めるのならば「東京23区」というエリアが考えられます。もう少し狭く絞るのであれば「港区」といったエリアも考えられます。もっとエリアを絞るなら「新橋」といった駅名でエリアを絞ることも考えられます。
まずは、来店可能なエリアを考えてキーワードを決めましょう。
競合店ホームページがどれぐらいあるのかを調べる
競合店の戦略を知る
競合店ホームページがどれぐらいあるのか、業種によってはかなり影響があるのでライバルを知り対策を打つことが必要です。
若い経営者は、ホームページからの集客もかなり視野に入れています。
客単価あたりの集客力で言えば、チラシや雑誌に広告を出すより、圧倒的に低予算で集客できます。予約機能をホームページに設けておけば、電話対応する人材も時間も労力も必要ありません。
意外と知られていませんが、求人募集の際にもホームページは効果を発揮します。求人募集会社に依頼するより、確実に低コストで採用が可能なのです。
競合店ホームページからから学ぶ
競合店のホームページが多いのは悪いことばかりではありません。
競合店のホームページが多いということは、ホームページからの集客が見込めるという証拠にもなります。
検索するニーズがすでにあるのなら、検索エンジンの上位に表示されれば新規のお客様を大幅に増やすことができます。
まだ、検索上位表示されていないのであれば、上位表示されている競合店ホームページを参考にして、どのようなコンテンツで、どのようなブログ記事を書いて集客できているのかを学ぶことができます。
よいところは、積極的に取り入れて、上位表示を目指しましょう。
ターゲット設定を超具体的に明確化
来店して欲しいお客様の名前は?
あなたのお店にきてもらいたいお客様像を明確にする必要があります。
男性なのか女性なのか、年齢層はどれくらいなのか…これくらいは誰でも明確になっていそうです。
しかし、ターゲット設定は超具体的に明確化してください。
既婚者なのか独身なのか、子どもがいるのか、いないのか、どんなことに興味があるのか、どんな悩みを持っているのか、もっと突き詰めるなら、この人の名前まで想像してください。
そこまでやるの?と思うほど絞れば絞るほど、ターゲット設定の効果はあります。
例えば「サラリーマン 30代 年収500万円」の人でも、結婚しているか、していないか、子どもはいるのか、いないのかで、大きく財布のひもの硬さに違いがあります。来店数にも大きく違いが出てくるはずです。
ホームページのコンセプトを作ることは、お店のストアコンセプトを、再度、見直すことになるかもしれません。
ホームページはあくまでも、実店舗のお店の疑似店舗をインターネット上に作っただけです。実店舗のストアコンセプトが集客できないコンセプトであれば、ホームページでも集客はできません。
つまりどんなお客様に向けて作ったお店なのか、料金設定なのかをしっかりと明確になっていなければ、お客様には伝わりません。
ストアコンセプト明確でないまま適当なキーワードで検索エンジンに上位表示されたとしても来店してくれるお客さんの数はたかがしれています。1度来店してもらえたとしても、おそらく2度目に来店することはないでしょう。
お客様のニーズに合っていますか?
お客様のニーズにズレが生じてしまうとお店の経営は成り立ちません。ホームページにも同じことが言えます。
ホームページから集客したい人が、どんな人なのか明確にしていないと集客には結びつきません。
せっかく作ったホームページなのに全然収益につながらないという方はターゲット設定に問題があります。
お客様のニーズとズレをなくすために超具体的に明確にターゲットを設定する必要があります。ニーズのあるお客様に、お店のホームページを見てもらえれば、必ず来店へとつながります。
お店をイメージできる特徴をタイトルに
お客様はどんなお店かを知りたがっている
ホームページタイトルはしっかりと自分のお店の特徴がお客様に伝わらなければ意味がありません。
例えば「新橋の居酒屋○○」(〇〇は店名)というタイトルを付けたとしましょう。あなたは、この居酒屋がどんなお店なのかイメージが湧きますか?
残念ながら、お酒が飲めるところだろうということしか想像がつきません。これでは、まったくタイトルの意味がありません。
言うまでもありませんが、お客様には、あなたのお店がどんなお店なのか、まったく伝わっていません。
値段が安いのか?料理がおいしいのか?何がウリなのか?どんな雰囲気なのか?女性が気軽に入れるのか?などお客様は多くの疑問を感じています。
このタイトルには、どの疑問にも答えがありません。
大半の人は、検索に上がったホームページを、上から下まで丁寧に見て比較検討をするほど暇ではありません。99%の人がタイトルだけで、ホームページを見るか見ないかを決めています。
イメージの付かないタイトルは、素通りされて誰にも見られていないホームページになってしまいます。
お店をイメージできるタイトル
例えば、新橋に創業60年の居酒屋があったとします。あなたならどのようなタイトルを付けますか?
タイトル:「新橋の地元に愛され60年 老舗居酒屋○○」
なんだか、歴史を感じる店構えで、年齢層は少し高め、創業当時からつぎ足ししてきたタレで焼き鳥が食べれそうなイメージがわきませんか?
このタイトルがベストかどうかはわかりませんが、重要なのはあなたのお店のイメージがお客様に伝わるタイトルをつけることです。
安いイメージ、高級感あるイメージ、おいしいイメージ、ボリューム感あるイメージ。
あなたのお店にピッタリのイメージをタイトルに込めてください。
お客さんが一番知りたいことは?
- お店の場所はどこか
- 雰囲気はどんな感じか
- 価格帯はどれくらいか
- おいしい料理はなにか
これらのことがわかるホームページのタイトルをつけると効果的です。
残念なことに、お店の名前しかないホームページがたくさん存在しています。これでは全く集客効果が見込めません。
それでもホームページを運用するだけでサーバー代、ドメイン代が最低かかっています。もし、ホームページ制作会社に頼んで作ったものなら、数万から数十万ほどかかっているのではないでしょうか?
ホームページはちゃんと作って上位表示するように運用していれば、半永久的にお客様を呼び続ける営業ツールにかわります。
これらの5つのポイントをは最低限おさえておけば「集客できないホームページ」を作って、時間とお金を無駄にすることはありません。むしろ、これだけで大きく集客が変わります。
まとめ
- あなたのお店と関連のある集客力のあるキーワードをメインキーワードにする。
- どれくらいの範囲内で見込み客はあなたのお店を探してくれているのかを考える。
- 競合店ホームページの戦略を知り、学び、よい点は取り入れる。
- 集客したい人が、どんな人なのか明確にしていないと集客には結びつきません。
- お客様にあなたのお店をイメージしてもらえるホームページタイトルをつける。