店舗面積から客席数目安を算出するには？
店舗の物件選びをする際や事業計画書の売上予測を立てる際に、店舗面積から客席数を算出する方法を知っているといろいろ便利だ。
いちばん、ざっくりと簡単にずばやく客席数を求める計算式は、以下の通りだ。
店舗面積（坪数）×1.4＝客席数
ただし、実際には店舗面積のうち、すべてが客席になるわけではない。業種・業態によって厨房面積の割合も変わってくるため、それにあわせて客席割合が変わってくる。客席割合を考慮した計算式だと以下の通りだ。
店舗面積（坪数）×客席割合（%)×客席指数＝客席数
業種・業態別の客席数目安は？
あくまでも目安であるが、業種・業態別の席数目安は以下になる。大切なのはストアコンセプトに沿った空間づくりになっていることだ。来店したお客様がゆったりとした時間を過ごしたもらいたいと考えるならば、「席数指数」は低めに設定して、客席と客席の間も広くゆったりとした空間をとるべきだろう。
一般的には店舗規模が大きく、席数が多ければ、売上が大きくなることから、席数の数が売上規模を決めることになる。飲食店の売上が、客席数×回転率×客単価で構成されるからである。そのため、開業準備を行う際には、目標月商と店舗物件の席数目安との整合性をきちんと確認しながら、物件選びや売上予測を作成すべきだろう。
